試薬リグロイン
製品の概要
試薬リグロインは、ENEOS株式会社が製造している非常に純度の高い石油系の溶剤です。
弊社は総販売代理店として、長年販売を続けております。
試薬リグロインは「JIS規格K-8937」に規定されており、特に厳選された原料から製造された非常に純度の高い石油系の試薬です。
精密な精製、蒸留を行って生み出されたリグロインは、一般的な揮発油とは異なり、特有の揮発性をもっておりますので、各用途に幅広くご使用されております。
用途
- 製薬関係、分析用抽出溶剤
- 精密印刷用溶剤、精密機械・医学機械の洗浄用溶剤
- 有機物の再結晶溶剤
- 染み抜き
製品規格
試験項目 | 代表性状値 | JIS規格 K-8937 |
---|---|---|
密度((20℃)g/ml) | 0.742 | 0.68~0.75 |
留分(vol/vol%) | 97 | (80~110℃)90以上 |
不揮発物(%) | 0 | 0.001以下 |
酸 | 1ppm | (H2SO4として)5ppm以下 |
硫化物及び還元性物質 | 試験適合 | 試験適合 |
硫酸着色物質 | 試験適合 | 試験適合 |
銅腐食試験(50℃・3h) | 試験適合 | 試験適合 |
危険物分類 | 第4類 第1石油類 | |
特定化学物質障害予防規 | 非該当(有規則第3種) |
- <注意事項>
- 注1:
- 不揮発分とは、湯浴上において、短時間に蒸発させた場合の残分をあらわし重質留分の有無を判定いたします。
- 注2:
- 酸は無機酸を意味します
- 注3:
- 硫化物及び還元性物質は好ましくない成分で、これを含有していると分析用、医薬関係用には不適当です。
- 注4:
- 硫酸着色物質とは、石油中に通常含まれている不安定な不飽和炭化水素の存在を意味し、これらを十分に除去しないと規格に合格いたしません。
- 注5:
- 銅腐食試験は石油中に含まれている腐食性の硫黄化合物の有無を判定いたします。